2011年度の公開講座をご案内します。
テーマ:「英語の読み解き方」
対象:英語科教員および高校生以上の一般の方々
人数:50名程度
日時:12月10日(土)、午後2:30-4:00
会場:千葉大学西千葉キャンパス総合校舎A号館A201教室
費用:無料
講師:言語教育センター英語部門 教授 久保田正人
申込方法:申込用紙(別紙)に必要事項をご記入のうえ、メールでお申し込みください。
申込締切:12月6日(火)
講座の概要:
「私は千葉大学の学生です」というような意を英語で表そうとするとき、これをI am a student of Chiba University. と書き誤る学生が後を絶ちません(学校名は適宜替えてください)。その原因はどこにあるかというと、studentを「学生」という名詞で覚えているところにあるようです。「学生」と覚えていて何がいけないのかというと、動詞に由来する名詞形を、本来の動詞に戻すという作業を飛ばして、あたかもはじめから名詞のごとくに覚えているからです。studentを「学生」とのみ覚えていれば、「千葉大学の学生」という日本語からは、a student of Chiba University(という誤った形)は出てきても、a student at Chiba University(という正しい形)は即座には出てこないでしょう。teacherを「教師」「教諭」といった名詞でのみ覚えている場合も同じ落とし穴にはまります。
ところが、studentを「studyしている人」と動詞を仲介させる形で理解していれば、「千葉大学の学生」も「千葉大学で学んでいる人」となり、前置詞にofを使うことに違和感を持つようになるでしょう。もっと複雑な文、たとえば、Prolonged exposure of the item will result in rapid deterioration. のような文を理解しようとするときも、英語に熟達した人であれば、名詞形を動詞に戻して、もっとやさしい構文(主語や目的語がはっきりわかる構文)に言い換え、読み解いていることと思います。そういう基本形への言い換えにこそ、英語の読み解きのコツがあります。難しいことではありません。困ったら、基本形に戻す。それだけのことです。
この講座は、英語に関心のある一般の方々にも無理なく理解できるように、短い例文と平明な解説を心がけ、英語を専門とする方々にも専門的な知識のいっそうの深化を促す内容とします。
koukai-kouza-2011
map
handout(2011)